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北京のバリアフリー建設

中国語では、バリアフリーのことを『無障碍(ウーザンアイ)』と言います。今回はまず中国国際福祉博覧会の開催地となる北京のバリアフリーの状況に関して、ご紹介を致します。

北京最新統計では、障害者70万人、高齢者202万人であり、総人口の約30%を上回ります。
1985年、北京の王府井など四つの繁華街に対し、初めてのバリアフリー改造を実施しました。1991年、海淀区藍?廠に初めて点字ブロックが登場しました。

五輪招致成功後、北京は近代化国際大都市の建設を加速し、年間工事面積は1億平米、総投資額が1千億元を上回ります。オリンピック関連施設、大型文化施設など、重要工事が相次ぎスタートしました。交通を重視する都市インフラ建設がハイスピードで実施されており、バリアフリー施設建設には有難いチャンスとなります。

現在北京ではバリアフリー・バス25台が運行中ですが、地下鉄、電車、長距離バス、都市間電車、空港、公共交通ターミナルなど全面的な改造が必要となります。地下鉄駅30ヶ所では、総延長2万メートル以上の点字ブロック工事が完成しました。現在工事中の地下鉄4号線、5号線、10号線およびオリンピック関連施設の新築と改造には全部バリアフリーについて十分な配慮が要求されます。

頤和園、天壇など十一大公園には、スロープの追加工事や、車椅子の駐車場の新築および改造が必要となり、各公園には、希望する高齢者や障害者に車椅子を提供することが義務付けられています。

延床面積3000平米以上のデパート、1000平米以上のスーパー、専売店などについて、バリアフリー検査が不合格なら、指定期限内の改造が必要とされ、期限内改造が完成しない場合、営業中止となります。改造資金に対して、政府が半額補助します。改造の範囲についてはスロープ、エレベータ、トイレ及びバリアフリー標識の設置などとなります。

☆☆中国福祉事情Q&A☆☆

Q:中国で身障者は自動車運転できますか?
A:中国現行法令では、一部の身障者は運転できます。

2004年4月、中央政府部門である公安部(自動車運転免許や、交通規則などを策定する責任部門)は身障者の自動車運転に関して、関連法令を発表しました。
具体的に自動車運転には下記条件を満たすことが必要となります。

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法規名:『机動車駕駛証申領和使用規定 <公安部令第71号>』
和文訳:『自動車運転免許の取得及び使用に関する規定』
該当条項:第二節、第十一条、(ニ)身体条件

(前略)
色覚:赤緑色弱でないこと
聴力:音叉から50cmの距離でも音が聞えること
上肢:両手の親指が健全、しかもそれぞれ他の指三本を有すること
下肢:手動ギアチェンジ車運転するには、両足長さの差が5cm以内であること
オートマチィック車を運転するには、右足が健全であること
(後略)
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なお、両足障害者に関しては、これまで運転できる自動車が中国に存在しない事が主な原因ですが、近年海外自動車メーカーの福祉車輌市場の導入などにより、状況は改善されつつあります。
両足障害者(但し上肢が健全である前提で)の方でも運転できるよう、中国政府当局は関連の政策整備を検討している最中ですが、遅くとも2008年北京パラリンピック開催までに、法案を発表すると予測されます。
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